ついに見た、実写版銀魂

こんにちは、ざきおです。

 

7月14日公開の実写版『銀魂

公開初日に観に行って参りました。

銀魂とは、週刊少年ジャンプに連載中のマンガで

突如として、天人(あまんと)という宇宙人が襲来した「幕末」を舞台としたSFコメディ。

元攘夷志士の侍、銀さんをはじめとする万事屋(何でも屋)3人組が

江戸の町でドンパチやってるストーリー。

 

じつは私、社会人になる前は、アニオタでして

高校時代は365日大半はこの「銀魂」詰めの毎日でした。

本当、今思えばアニメマンガのぐーたらな毎日

高校の青春は、とことんそれに明け暮れたな(´◉◞౪◟◉)

 

二次元・・・という世界を少しでもご存じの方は

銀魂」と聞くと、”腐女子”という発想が浮かぶかもしれません(笑)

ま、人によって作品の楽しみ方はそれぞれなので否定はしませんが

個人的には、この原作を書いている空知英秋先生の

世界観やギャグのセンスがとてつもなくツボで

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例えどんな解釈の仕方はあっても、

私は、このゴリラさんが繰り出すマンガ

というものが昔から大好きでした。

それも今回、連載開始から13年でいよいよ実写映画化というのは、

本当感慨深いですね…

この記事では後半ネタバレ感想も含みますが、

まずは、この作品の魅力について

少しご紹介していきたいと思います。

 

 

マンガの枠に囚われない登場人物、むしろ飛び越えてこちらにやってくる。

 

え...何?もしかしてマンガ好き過ぎて幻覚見えてるの?

って突っ込まれそうですがwそうではなく!

一人一人のキャラがとてつもなく強烈過ぎて、

作中でも度々指摘されている通り、少年ジャンプの三大原則

『友情・努力・勝利』といった漫画作家が描くストーリーに忠実ですよ!

っていう感じがみられないんですよ。

 

暴れ放題、やりたい放題なんです。

 

もちろん空知さん自身がそんな世界を演出しているに過ぎないのですが

登場するキャラはどれも読めば読むほどいい味出してきます。

とは言え、読者人気投票の結果気にし過ぎて

お互いキャラ被りしている!って言って争ったりもしてるのですが...

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でも、絆は固いっていう...当人達曰く、ただの腐れ縁だそうですが。

最終的には作者ヤリに行くキャラもいますからね(笑)

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人間って、誰しも何かしらのコンプレックスを抱えてる生き物ですが

彼らを見ていると、それはそれでいいのか!って感じさせてしまう。

コンプレックスが邪魔をして、ついつい見失いがちな大事な本質を

気付かせてくれる、人情味あふれる作品です。

 

 

誰が何を言おうとお構いなし

あともう一つ。この漫画の見どころは、とにかくパロディネタが多いところです。

まぁ時事ネタならいいのですが、たまによく分からないネタも多くて...

f:id:datte3923:20170715012508j:imageでも面白いっていうw

アニメにおいてはとくに、このパロディが原因で

お偉いさん怒らせた!ってことが多いそうなのですが、

 

そんなのお構い無しといったスタンスが

もはや盛大な大人の悪ふざけで、年代問わずウケる要因だったりもするわけです。

 

 

 

さて、ここからが本題(※軽くネタバレ含みます)

 

 

 

 

そんな銀魂が今回、実写化というわけですが

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これから観に行かれる方は前提として

アニメ描写を実写化にするには限界はある

っていう心持ちで観たほうがいいです。

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漫画の利点は、高い評価だとよく「神作画」(悪い時は「作画崩壊」)って言われるように

作画次第では1コマずつの描写を繊細に表現できる。

さらに、アニメ化でそこに「」が加わることで、キャラの息遣いとかセリフ1つが

人が演じるソレを見るよりもダイレクトに伝わってくる印象がある。

だから高杉の闇の描写も、とくに違和感なく見れるんだけど

実写の場合、これを見るとどうしてもイタイイタイ感が否めない。

 

あと描写で言えば、定春。

言っちゃえば巨大犬ってキャラだから、

何かこう、うまくリアル感だせないもんなのかな...実写はCG合成感がハンパなかった( ;´Д`)

 

でも今回の実写化。

結論どうだったのか?でいうと、

 

本当面白かったです!

 

何より菅田将暉演じる新八が...

新八過ぎて感動。

菅田将暉、同い年だけどやっぱり凄いなぁ。

アニメを実写にするには限界はあるけど

実写は実写の良さがあるんです。

 

それは登場人物をよりリアルに表現できる点。

 

銀魂は何てったってギャグ漫画ですからね。

アニメでは、警察庁長官、松平のとっつぁん役を演じる声優、若本規夫さんが

共演者曰く、とにかく若本節炸裂でキャラの作画の動きに合わせて

アフレコをしてくれない(でも面白い)らしく

後で編集側が若本さんの声に合わせてキャラの動きを調節しているようなのですが

 

実写は、セリフも動きも演じるのは俳優さんですからね。

凄くリアルで、菅田将暉演じる新八と、佐藤二郎演じる武市変平太の掛け合いが

観たら腹筋割れるレベルwwwwwww

 

観る感じだと、おそらくアドリブも多く盛り込んでいるのですが

そのアドリブから生まれた半ば悪ふざけの部分がそのまま映像化されていて

それがうまく銀魂の世界観とマッチしてます。

このグダクダ感は、銀魂じゃなかったら

刺されてただろうなwwwって感じさせるレベル

 

源外のじいさん演じるムロツヨシ

本当に絶妙www銀さんと自由に戯れる感じも

俳優同士の馴れ合いのようにも見えて

生っぽい、それでいてちゃんと笑えるから凄い。

 

銀魂好きな人でも初見の人でも、

ぜひこれを体感しに行ってほしいなぁ。

 

嫌なことはこれで吹き飛びますよ!

 

...ということであまりネタバレは語りませんが

以上が銀魂のレポです。

 

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(最後にうちの親父が作ったエリザベス風だるま笑)

 

ではまたー!