アロマのお酒"グレンモーレンジ"優美な香りに酔い痺れて
こんにちは、ざきおです。
さて皆さんは、お家でアロマを楽しんだことってありますか?
今回ご紹介するのは、
アロマが楽しめるお酒『グレンモーレンジ』についてです。
え、アロマって聞いて「酒」思い浮かべるとか...
どんだけアル中なんだよ...って思われるかもしれませんがそんなことないです!
ウイスキーって聞いて特に女性の方には敬遠されがちなのですが
全然そんなことないんです!・・・信じて( ;∀;)
信じて読んでみよう!
目次
グレンモーレンジってなに?
前回スプリングバンクの記事にてご紹介しましたが、
どこで作られているのか?
だいたいこのへん(笑) グレンモーレンジとはゲール語で『大いなる静寂の谷間』という意味だそう。
なんだかゲームのダンジョンで出てきそうな名前w
スコッチには、6つの地域があります。こちらはハイランド。
あのネッシーで有名なネス湖の周辺。グレンモーレンジはそのさらに北に位置するテインの町。
1066年に自治権が与えられたスコットランドでは最も古い町の一つ。
グレンモーレンジの秘密
その①「樽」
ウイスキーは麦芽から蒸留したアルコールを樽に詰めて長期熟成を経てから飲むお酒ですが
どんな樽でどのように熟成するかによって、香りと味わいが大きく左右されます。
グレンモーレンジは古くから樽のパイオニアと呼ばれており、熟成にバーボン樽を使った最初の蒸留所です。
・・・うん?待て、バーボン?バーボンって言えば
ええ、そうです。
ローラがCMで宣伝していたジムビーム...ですがこれはアメリカンウイスキー。
多くは一括りに「バーボン」と言われることが多いですが
実は色々種類が多く、さらにスコットランドのモルトウイスキーと違って製法も原料も違う。
(まぁアメリカについてはまたの機会で掘り下げていきましょう)
つまり、アメリカンウイスキー(バーボン)を作る際に
使用した樽をスコットランドに輸出して
その樽にスコッチウイスキーを詰めて熟成した、ということですね。
さらにグレンモーレンジはバーボン樽で熟成したウイスキーをポートワインやシェリー酒の入っていた樽に詰め替えて、
さらなる熟成を行う「ウッドフィニッシュ」(カスクフィニッシュとも)という技法を初めて取り入れたことでも知られています。
(現在はエクストラ・マチュアド・シリーズに改名されている。)
樽にこだわることでグレンモーレンジは、「香りのデパート」と評されるほど
非常に豊かなアロマ・フレーバーを持つお酒として楽しまれているのです。
その②「ポットスチル」
ポットスチルとは、蒸留でアルコールを抽出するための蒸留釜。
創業1843年、もとはビール工場を改装したもので当時ジンの蒸留で使っていた首の長いスチルを中古で利用したところ
それが結果的に風味のあるウイスキーを誕生させたんだとか。
とまぁこの説明だといまいちピンとこないかもしれないけど
ポットスチルには味の特徴を生み出すため、異なった形のスチルがたくさんあります!
日本の蒸留所ツアーに行った際、ぜひ注目してみるのもいいかも!
(上はサントリー山崎蒸留所)
どんな味?
メジャーなのはグレンモーレンジ オリジナル
熟成は、ジャックダニエル※を作るのに使用していた樽で熟成されていると言われています。
(※ジャックダニエルは広く定義するとバーボンらしいが、正確にはテネシーウイスキー)
主にバーボン樽はホワイトオークという原木から作られており
(引用:http:// https://www.wood.co.jp/stamps/usa.htm)
オークの樽熟成は、淡い黄金色とバニラやナッツのような香りに仕上がるのが特長なんだとか。
実際飲んでみるとかなり香りは華やか!
始めはりんごのようなバニラのような複雑だけど非常にフローラルな香りで
口に広がるとオレンジの甘さがいっぱいに広がる。後味は少しドライな味ですが
女性の方でも、バーボン好きな方でも、受け入れられやすいお酒だと思います!
モーレンジさんにも色々な顔があります!
種類があまりに豊富なので簡単にご紹介!
グレンモーレンジ 18年
これは我が家にもある大事なウイスキーの一つ
香りは、先程のオリジナル以上に華やか。
表面はバニラや樹木...樽のようなアロマの香りと奥にフレンチトーストのような甘い香りを感じる。
味わいはジンジャーシロップ、フルーティな味後味が少し苦味があるのも甘さの余韻と絡まって凄く良い味です!
これこそストレートで味わってほしい...!
このフローラルな印象を自分なりに、一眼レフで撮影した花で表すとしたら...
これほど華やか。
グレンモーレンジ ネクター・ドール 12年
最高品質な甘口白ワイン、ソーテルヌワインの樽で熟成されており、
他のモーレンジと比べると落ち着いた香りの印象だが口に含むとレモンと蜂蜜の味わいが広がる。
ゆっくり、ゆっくりと味わうウイスキー。
グレンモーレンジ シグネット
これがもし飲める機会あるのなら一度味わってほしい。
薔薇のような華やかさ満点というか...花火みたい。
ビターチョコのような濃厚な甘さとアップルパイのような果実の甘さととにかく何重にも重なった味...余韻も長い。クリーミーでリッチな味わい。
1963年のグレンモーレンジ
これが飲めたっていうのはただの自慢だ。
世の中にはこんなお酒の世界があるんだと真剣に感動したウイスキー。
味わいは、白桃のような淡いピンクを想像させるようなトロッとした甘さ。
でも単にそんな言葉ではとても説明ができないほど複雑。
本当に何かの味って特定ができなくて、
飲んだ時に頭のイメージとして浮かんできたのは聖堂のオルガン。
これを幾重にも重なった音のハーモニーと余韻
それが今の自分が伝えられる精一杯の表現と言った感じです。
セカオワのあの人も愛飲
大切に、大切に飲んできたグレンモーレンジの限定品。ずっと残していた最後の一口を飲んでしまって、喪失感にかられている。いつもずっと一緒にいれなくてもいいから、、また会いたいよ。 pic.twitter.com/kJomvHTvQq
— Saori(SEKAINOOWARI) (@saori_skow) 2016年12月9日
思わず共感です。
まとめ
今回は、グレンモーレンジの紹介でしたが、
...いいかがでしたでしょうか?
ウイスキー普段飲まない方からすると
ウイスキーは「アルコールきつい」「苦手」というネガティブな印象が
「アロマ」という新たなお酒の楽しみによって
多少は薄れてきたのではないでしょうか・・・?
そうだといいな、そうだったら嬉しい( ´ ▽ ` )
今日のところは以上です!
明日は一年で最大のウイスキーイベント「ウイスキーフェスティバル2017」!
今からワクワクです!ではでは(´ω`*)!